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Channel: Cambridg Diaryケンブリッジ日記:三戸浜(海岸)編
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マリインスキー・バレエのNY公演2015-その2。

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NY公演は、25日のガラ・コンサートで終わりましたが、再びAlastair Macauleyの批評がNYTimesに掲載されました、再び厳しい批判が:

http://www.nytimes.com/2015/01/27/arts/dance/mariinsky-ballet-concludes-brooklyn-run-with-chopin.html?ref=dance&_r=0

ガラの前は、シンデレラでヴィシやBatoevaが主役を踊りました。ヴィシはABTのプリンシパルでもありますので、NYでは有名人です、当然拍手も多かったようです。

ガラの演目は、ショピニャーナ、In the Night、Withoutの3つで、24,25日の二日間の公演でした。ショピニャーナのリードは、SkorikとAskerovでしたが、Ballet Alert!での評判が良くなかったのは、アレー、買収投稿者が今回はいない?Askerovは、「木偶の坊、膝曲がっている、腕の動きが雑で美しくない、サポートが下手」とまあ、およそ、マリインスキーのファースト・ソロイストとしてはあってならないような事柄ばかりです。一方のSkorik、「長身で細く、首長く鶴のよう、しかし、ジャンプの着地はドスコイだし、(「白いバレエ」にしては)動きもハード系でシャープ過ぎる、(ディズニー版『眠れる森の美女』の魔女役の)マレフィセントと瓜二つ(← ほら、やっぱり、Skorikが醸し出す雰囲気は、貞子とか魔女なんですよ、暗黒世界からの使者ってかんじなんです!!!)」そして、「この二人は、他のソロイストと比べると、動きに違和感がある」と極めつけです、当たり前ですけれども。

SkorikとAskerovについては、更に、「とりわけ上半身、epaulementがお粗末すぎる」とあります、出ましたね、「エポールマン」、これがワガノワ・マリインスキーの生え抜きダンサー達を他のバレエ・ダンサーと区別するべき特色です。教えて教えられるものではないらしく、長年ワガノワの修行に耐えてもきちんと身につかないダンサーもいる程です。一方、他のバレエ学校出身でも、生まれ持った素質なのでしょう、まるでワガノワで教えられたように優美なで柔らかい上半身のラインを持つダンサーもおりますね。

先の、Alastairおじさんの批判・批評に戻りますが、ゲルハゲへの批判が凄いのです、これって、ひょっとして現体制、つまり、ゲルハゲとFateyevハゲの両方への痛烈な批判なのでは?マリインスキーでの生え抜きワガノワダンサーへの酷い仕打ちについて、西側からの攻撃なのかしら、と思わずにはいられません。西側はプーチンなど関係ありませんから、いくらだってプーチンの子分を批判できますよね。

おまけで、NY公演の会場設営のビデオです、日本公演にも同じセットを持ってくるのかしら?:

https://www.youtube.com/watch?v=CHTgtwH36ns

27日からは、WashintonDCでの公演が始まっております。

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