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Channel: Cambridg Diaryケンブリッジ日記:三戸浜(海岸)編
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マリインスキー・バレエ来日公演2015:11月27日(金)愛の伝説・於文化会館。

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おけぴでチケット取りました、ホントにラッキー、3階の一列目ほぼ真ん中で舞台全体が見渡せる良席でした、ご協力感謝いたします。

さて、「愛の伝説」を生でみるのは初めてでした、ちょっとドキドキ?入り口でキャスト表をゲット、よかったぁ~、変更なしだわ。

第一幕目、前奏曲なしでいきなり幕が開き、存在感たっぷりのSmekalovです、そしてメフメネ・バヌー役のロパねーさんが横たわる重病妹シリン(Kristina Shapran)の周りを行ったり来たり踊ります。ほんでま、自分の美とひきかえに妹の命を助けるわけですわ~、Sarafanovが「白鳥の湖の物語はアホらしくて踊ってらんない」ってのたまうけど、愛の伝説だって大して変わんないアホらしーストーリーと思うけどな。

ヴァリが済むと、圧巻の男子群舞、この作品では、この場面が一番素晴らしかったと思いました!!!拍手の場面がないのが不満...。愛の伝説は、女子より男子の踊りが秀逸にできている珍しい作品なのね~。

金持ちぼっちゃん、Latypov、他の3人の男子より一段と細い、絶対に頭上リフトできる訳ないね、着地で五番ポジション大乱れ、こんなんでよくソロイストだよ。(← すんませーん、マチガエマヒタァ~r(≧ω≦*)、やけに主役を踊っているからセカンド・ソロイストとばっか思ってましたが、まだ、一応、コリフェどす。)

今回の来日公演で大キャンペーンの対象となったKristina Shapranですが、大ミスはなかったものの、前日のジュエルズ・ダイヤモンドでお疲れ(?)、あまり体にキレがない、この振付はキレないとたいへん重くみえます、そして、手足も詰まり気味だったような...。下半身に(とりわけ、太ももに)肉付きましたね、安定感はちっとは増しましたか。

エルマコフは、よく踊ってましたよ、女たらしでバレエ団総スカンだとしても(← 根拠は、彼のインスタの同僚からのコメントの少なさ、プラス、BrilevaやShapranとおよそよろしくないお別れの仕方が推測されるような、過去のそれぞれとの一緒写真削除、という希薄なものですが)、イイ男は間違いないからね。

しかし、特筆すべきは、ロパねーさん!!!素晴らしいと初めて思いました、丁寧で心のこもった踊り、魂をチラッと見せてくれましたね。20回フェッテは少しふらついたけれども、40代でこれだけ踊れるのは正直驚愕でした。そんな彼女、今季は本拠地マリインスキーで一度も踊っていないなんて、モッタイナサすぎるし、大勢のファンに対しても失礼でしょうがぁぁぁ~、ハゲよおぉぉ~!!!

石井さんがOstreikovskayaとかつてのプリマ候補Svetlana Ivanovaと3人衆で踊りましたが、全然負けていない、成長を感じます、お上手になられました。

PetushkovaとChebykinaと二人で同じ振付のヴァリを踊りました。Petushkovaの上半身の使い方のうまさと音感の良さが際立っただけです、Chebykina音感がたいへん悪い、こりゃ、ダンサーとしてどうなんでしょ?

しかし、正直、途中で居眠りしそうになりました...。

総括です、この日の公演で特筆すべきは、まずオーケストラの質の高さ、男子群舞の圧巻の踊り、そして、ロパねーさんの真摯なパフォーマンス、以上の3点でございました。

なんだかんだ、やっぱりマリインスキー・バレエは素晴らしかったのでした!!!

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