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Channel: Cambridg Diaryケンブリッジ日記:三戸浜(海岸)編
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Olesya Novikova(現在First Soloist)マリインスキー本劇場:5月14日(火)バフチサライの泉のマリアを踊る。

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uraさま、私個人の映画感想など取るに足らないものですし、怖いもの見たさ様の好奇心がおありでしたら、ご覧になることをお勧めいたします。

さて、先日のバレエ関連映画、なんとも言えない後味が残り困ったなぁと思っていたところ、格好のお口直しが~(⌒∇⌒):

https://www.youtube.com/watch?v=6LgaBMXs03Y

もー、NovikovaもSergeyevも踊りが美しい~、これ以上はそうは望めないんでしょうかぁ~?????

ところが、昨晩、ついNHKの「バレエの饗宴」をみてしまい~~~、マジ、みなきゃよかったのにぃ…………('◇')ゞみなさん、一生懸命踊っているのはビンビンと伝わってくるんですけれどもね~、バレエ美ってのは、「一生懸命の先」にあるものなんだよね~。そして、とにかく第一義は「素材」という、誠に残酷な舞台芸術…。先日の映画をみた後とは別種の┐(´д`)┌ヤレヤレを感じたのでした。

その当該映画でも言ってましたが、なんでもNureevには、「魂」があるそうで、レイフ・ファインズ自ら演じたNureevのワガノワ時代の師匠Pushkinが、「野生動物のようだ」って表現もね~、「魂」と同じような内なるエネルギーを外に発する熱みたいなもんをあらわしているのかなぁ、と思ったりしました。

そして、その「魂」みたいなもんを踊りからも何からも感じないダンサー、それもプリンシパル、それもマリインスキーやボリショイにいるんですよねぇ……。uraさまご指摘のカルメン映像と同じではないかもしれませんが、Smirnovaの最近のが出ております、いつもはスルーですが、Yuliaが踊る予定だった興行だったと記憶しておりましたが、スミが取っていったのでしょうか?みてやるわいと思いました:

https://www.youtube.com/watch?v=WWa9bVJz9lo

このヒトは、魂を氷漬けにしたままなのか、それとも、どこかに置き忘れてそのままにしているのか、何の感情も起こってこない踊りです、ただ単に振付をなぞっているに過ぎない…。こんなんが、ボリショイの次世代プリマになるのですか、氷はザハも同様ですが、スミにはザハほどのステージ・プレゼンス、存在感はありません、テクニックも及びませんし。スミがボリショイ入団後、血と汗と涙と共に多大な努力をしてきたのは理解します、やはり、努力のあとが踊りにみえます、しかし、プリマは「努力」のみで成り立つものでもありませんしね。スミ前師匠でYuliaの現師匠のKondratieva語録からは、ボリショイ内部の権力闘争・確執みたいなものを感じました。(← ユダヤ系関係者間での?)スミ自身の踊りの演目・日にちのみならず、他ダンサーのそれもコントロールできるのだと、まだ20代のスミが、そんな大きな権力を手中にしていると、なんと恐ろしいことではないでしょうか?

もう一人の「魂なし」Skorikですが、産休明け早々に踊る予定でしたが、体調不良のため、今月末の白鳥の湖が2年ぶりくらいのパフォーマンスとなります。精神的にも体力的にもキツイ白鳥の湖を長いブランク後の演目に選ぶとは、よっぽど自信があるのでしょうかね?まあ、若いうちから大ミスの舞台を数知れずで白鳥の湖は100回以上踊っていると思いますから、慢心するのも理解できます。単なる推察ですが、バランシン財団はとにかくKhoreva押しに夢中、しかし、Khorevaがプリンシパルに上がるまでのつなぎでSkorikはまだまだ必要なのでしょう、将来的には、マリインスキーをSkorikとKhorevaの「双頭ユダヤ系プリマ体制」にする気なんだろうと推察されますね。

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