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Channel: Cambridg Diaryケンブリッジ日記:三戸浜(海岸)編
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ボリショイ・プリンシパルのMaria Alexandrovaが退団-その2。

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ロシアのカキコやYTでは、上を下への大騒ぎ、様々な憶測や情報が出回っております。

1.1月19日に退団届を提出、マーシャ本人のインスタで、1月28日退団発表という流れだったそうです。
2.親しいヒト達には、今週はじめには知らせていたとか。
3.ボリショイ劇場からは、「上層部はかなり慰留をしたが、本人の意思が固かった」とかいうアナウンスメントがあったそうな?
4.退団の理由ですが、本人以外わかりっこないですよね、しかし、大多数が、「Vazievが芸術監督になってから、準主役などばかりあてがわれ、マーシャのプライドが許さなかった」というもの。
5.今後の進路ですが、今年39歳の彼女、体形変化はあったものの、美貌は相変わらずです、ロシアのカキコでは、「エトワール(スター女優)の道まっしぐら」という噂があります。
6.ロシアのカキコでもYT上でも、「マーシャは典型的なボリショイのスタイルを持ったダンサーで、正直、バレエの型を犠牲にしても、派手に見せようとする傾向があった」「実際、彼女の踊りというのは、バレエの技術をきちんと踏襲していない腕の動きやパの型が多くみられ、よく言われていた、『良いダンサー』だの『技術のしっかりしたダンサー』だのには該当しない」と。両意見とも私自身も全く同意です。しかし、2番目のコメントが掲載されるやいなや、ロシアのカキコでは、怒り心頭で「主催者、直ちにこれらの侮辱的なコメントを削除しなさい」だのと、YT上でも、「とてもじゃないけど同意できない」などといった反対意見がでました。
7.彼氏のLantratovは一応今のところは残留らしいです。
8.「ボリショイのスタイルを取り戻せ」キャンペーンがロシアのカキコやYT上で展開されております。例えばこちら:

https://www.youtube.com/watch?v=Ar7TEn3bZlE&t=3s

今回のキャンペーン、ほとんど新米国大統領の言動と似ている、現状「post truth(真実を超えている)」である、つまり、「客観的な事実が重視されず、感情的な訴えが政治的に影響を与える状況」です。

ボリショイのスタイルがそんなに大切ですか?バレエにおいて、型に忠実で美しくみえるように努力するよりも、とにかくジャンプを高く跳ぶことを強調し観客受けする派手さを優先することがそんなに大事ですか?

マーシャの退団に関係があるかどうかわかりませんが、近々始まる愛の伝説の興業、主役メフメネ・バヌーを踊る予定だったSvetlana ZakharovaとYulia Stepanovaが降板になっています。2月7日と9日の分ですが、両日ともAllashが代役です。ロシアのカキコのマーシャの退団の項目には、「きっとマーシャがボリショイに戻ってきて両日メフメネ・バヌーのデビューがあるんだよ」だの「グリゴロじーさん、今回の興業じゃ、主役のデビューは遠慮してほしいって望んだそうだよ」だの言っております。実際、主役デビューの予定だったのは、Yuliaのみ、しかし「ボリショイの女王」Zakharovaも降板とは???まあ、彼女はVazievの申し子みたいなものですから、「Yuliaが降板ならZakharovaも降板させる」くらいのパッケージはVazievにも可能かもしれません。

最後に、Anna Tikhomirovaは産休らしい、との噂です。

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